介護・障害福祉事業者

介護・障害福祉事業者事業領域では、高齢社会が直面する「質の高い医療・介護/障害福祉サービスの提供が困難になる」という社会課題に対し、「介護/障害福祉事業者の経営改善」に貢献することで解決を目指しています。

介護事業者の8割が小規模、介護/障害福祉事業者の経営に課題

全国には、訪問介護や通所介護、居宅介護支援など合計で約26万の介護事業所があり、その数はコンビニエンスストアの店舗数の約4倍に相当します。一方で、介護事業者の約8割は従業員数50人未満の法人が占めており、小規模ゆえの経営課題を抱えている事業者も多く存在しています。書類作成などの間接業務に多くの時間を割かれる上に、人材採用難による人手不足、購買力の弱さ、資金繰り難といった業務上や経営上の問題があり、本来注力すべき高齢者のケアに十分に集中できないことが事業者共通の悩みの種となっています。

また、障害への理解の深まり・診断のハードルの変化等により、障害福祉サービスの利用者数は年々増加傾向にあります。それに応じて、障害福祉サービスを提供する事業所数も継続して増加しているものの、介護事業所と同様の経営課題を抱えています。

私たちは、このような介護/障害福祉事業者の経営課題を、次に掲げるミッションの実現を通じて解決したいと考えています。

介護/障害福祉事業者の経営改善とサービス品質向上により、質の高い介護/障害福祉サービスの継続提供に貢献する

経営支援プラットフォームの構築

介護・障害福祉事業者事業領域では、経営を支援する様々なサービスと介護/障害福祉事業者をつなぐ経営支援プラットフォーム「カイポケ」を提供しています。

「カイポケ」は、業務効率化や財務改善など、介護/障害福祉事業者の経営改善に役立つサービスをワンストップで提供する、サブスクリプション型のクラウドサービスです。介護/障害福祉事業所の運営に不可欠な保険請求の機能に加えて、業務・採用・購買・金融・営業・M&Aなどを支援する40以上のサービスを提供するプラットフォームを構築し、事業者経営を総合的にサポートしています。

利用事業者数の拡大とサービス拡充で提供価値を最大化

介護・障害福祉事業者事業領域のミッションである「質の高い介護/障害福祉サービスの継続提供に貢献する」ことを実現するには、「カイポケ」を通じてより多くの介護/障害福祉事業者に価値提供していくと同時に、経営支援サービスの付加価値を継続的に高めていくことが必要になります。

このため、私たちは「カイポケ」を現在の提供対象である居宅介護支援や通所介護、訪問介護、訪問看護などに加えて、より幅広い介護/障害福祉サービス種別に対応させていくとともに（1）、各介護/障害福祉サービス種別における利用事業者数を拡大していきます（2）。また、事業所の経営をより多面的に支援するため、積極的に新たな経営支援サービスの開発を推進し（3）、導入事業者に対する充実した利用サポートを通じてその浸透を図っていきます（4）。そして、介護/障害福祉事業者の経営状況などに関するデータを蓄積し、分析・活用することで（5）、新たなサービスの開発と既存サービスの改善につなげ、経営支援プラットフォームの提供価値を最大化していきます。

より良い介護/障害福祉サービスの実現

私たちは介護事・障害福祉業者事業領域のミッションを実現することで、「質の高い介護/障害福祉サービスの提供が困難になる」という社会課題の解決に貢献していきます。

経営支援プラットフォーム「カイポケ」を通じて業務効率が向上し経営改善が進むことで、介護/障害福祉事業者は本来注力すべき高齢者や障害のある方など利用者のケアに集中することができます。また、経営を改善し、労働条件や職場環境を向上させることで、介護/障害福祉事業者はより良い人材を採用し、長期に渡り働いてもらうことが可能になります。働く環境の改善により、現場で高齢者や利用者のケアを担う従事者は、やりがいを持って生産性高く働けるようになります。より良い事業者と、そこでイキイキと働く従事者を介して、エンドユーザである高齢者や利用者とその家族は質の高い介護/障害福祉サービスを継続的に享受し、安心でより良い暮らしを送ることができます。

このように、私たちは、介護/障害福祉事業者の経営改善に貢献することで、高齢社会に生きる人々の生活の質の向上を実現していきます。