働く上で大切にしたい価値観や強みを可視化する「ナースやりがい診断」が、好評につき回答者数1万人を突破。8種のタイプ別診断でより良いキャリア形成をサポート〜1位「ワークライフバランス型」、2位「保障・安定型」で8割を占め、仕事と私生活のバランスを重視する傾向~

2023年4月27日
株式会社エス・エム・エス(本社:東京都港区、代表取締役社長:後藤夏樹、東証プライム、以下「当社」)は、提供する看護師・看護学生向けコミュニティ「ナース専科」(URL:https://nurse-senka.jp/)において、「ナースやりがい診断」の回答者数が1万人を突破したことをお知らせします。

ナースやりがい診断では、看護師として働く上で大切にしたい価値観を、全8タイプから診断します。その中で自身が最も大切にしている価値観を判定し解説するほか、判定されたタイプ別に、自身の強みや働き方の適性と傾向についてキャリアパートナーからのアドバイスを読むことも可能です※1。診断結果を日々の業務に活かすことや、今後のキャリアプランについて考える際に自己分析の手段として活用できることが特長です。

ナースやりがい診断

■社会背景
超高齢社会の進行に伴い医療・介護の需要が増加し続ける中、生産年齢人口の減少により、医療や介護などのサービスを支える従事者の不足が深刻な課題となっています。医療領域では、需要の拡大と同時に、必要とされる医療機能が急性期から慢性期、在宅といった分野にシフトしていく中で2025年には6~27万人の看護師が不足すると見込まれています※2。このような状況の中では、看護師の新規就業者数を増やしていくと同時に、現在勤務している人たちが、自身に合った環境でやりがいを感じながら長く働き続けられるようなキャリア形成支援が求められています。

■看護師のキャリア形成支援に関するエス・エム・エスの取り組み
当社は、看護師・看護学生向けコミュニティ「ナース専科」や看護師・助産師・保健師向け人材紹介「ナース人材バンク」を通じて看護師のキャリア形成を支援しています。ナース専科では、悩みを相談できる掲示板や最新の看護・医療ニュース、看護師国家試験対策などのスキル・キャリアアップ情報を提供し、日々の悩みの解消等を支援しているほか、ナース人材バンクを通じて最適な職場の紹介も実施しています。また、看護師を目指す学生に対しては、看護師を取り巻く環境が揺れ動く中でより良い最初の一歩を踏み出せるよう、キャリア形成に関する情報提供や合同就職フェアを開催するなど、看護師の職業人生の全期間を通じて「キャリアを一歩前に進める」ための支援をしています。

■ナースやりがい診断について
ナース専科では、2022年9月から、看護師がより充実感を持って働けることや自身の仕事への価値観を可視化することでより良いキャリア形成の一助となることを目的に、ナースやりがい診断の提供を開始しました。ナースやりがい診断は、アメリカの心理学者エドガー・H・シャインが「人がキャリアを形成する際の根源になるもの」として提唱したキャリアアンカー理論を参考に、性格タイプに関する研究に取り組むパーソナリティ研究家監修のもと、看護師のキャリアを支援し続けてきた当社のキャリアパートナーとナース専科コミュニティ事業部が共同で開発したコンテンツです。

全64問の質問に回答することで、看護師として働く中で大切にしている価値観やどのような業務にやりがいを感じるかを、①管理能力、➁専門性、③保障・安定、④創造性、⑤セルフコントロール、⑥貢献意欲・ホスピタリティ、⑦変化適応、⑧ワークライフバランスの8項目で数値化します。その中で自身が最も大切にしている価値観を判定し解説するほか、判定されたタイプ別に、自身の強みや働き方の適性と傾向についてキャリアパートナーからのアドバイスを読むことも可能です。2023年2月時点で、回答者数は1万人を突破し、その後も利用者数は好調に推移しています。診断を実施することは、自身と向き合うきっかけや、今後のキャリアを考える際のよりどころとして役立てられていると考えられます。

8つのタイプ

約1万人の回答者の中で、最も多かったのはワークライフバランスタイプ、続いて保障・安定タイプとなりました。回答者のうち約8割はこのどちらかのタイプとなっており、仕事と私生活のバランスを大切にしながら、安定的に働きたい志向が強いことがわかります。また、職場として希望する施設形態については、ワークライフバランスタイプはクリニックや一般企業、保障・安定タイプは療養病院やクリニックを好む傾向があることがわかりました。そのほか、管理能力タイプ、専門性タイプ、変化適応タイプは急性期病院、セルフコントロールタイプ、創造性タイプは一般企業、貢献意欲・ホスピタリティタイプは訪問看護を好む傾向があることがわかりました。それぞれのタイプごとに強みや適性が高い職場は異なるため、自身の価値観を把握することは今後のキャリアプランを考える上でも役立つと考えられます。

今後もナース専科では、看護師や看護学生一人ひとりに寄り添い、提供するコンテンツを通じて日々の業務や長期に渡るより良いキャリア形成をサポートします。

■スマイル・ココロオフィス ナースのキャリアコンサルタント 湯本枝里子氏コメント
看護師のみなさんは、なんのために看護をしていますか?職場に行くと看護師を待っている患者はたくさんいて、限りなく看護が続いていく。そうして忙しく働いていると、時に自分を見失い、なんのために働いているのかわからなくなるものです。問いのこたえはきっと、看護師としての自分を取り戻す「やりがい」に通じていて、だからこそ、「ナースやりがい診断」が多くの看護師に求められたのだと思います。やりがいがわかると、看護師の資格を自分に活かすコツが見えてきます。看護師としての価値観、好きなこと、得意なこと…そうしたやりがいを見出して、イキイキと働く看護師のキャリアデザインをたくさんサポートしてきました。だからこそ、これからもたくさんの看護師に「やりがい」を見出して、自分に適したキャリアデザインを描いてほしいと願っています。

■ナース人材バンク キャリアパートナー 増田小百合コメント
多種多様な価値観がある看護師という職業において「働くやりがい」を可視化することで、自分でも気付かなかった価値観を客観的に診断できるツールがあればいいなという思いから、「ナースやりがい診断」の企画に参画させていただきました。看護師の皆さんと日々お話していると、「目の前の患者さんを救うために全力投球でお仕事されているな」と感じます。目の前の患者さんのために一生懸命になることこそがやりがいという方が多い印象です。一方で、プライベートが疎かになってしまったり、ご自身の将来について考える余裕がなかったりする看護師さんも多いと伺っています。働き方に対して疑問を抱きながら日々を過ごされている方もいます。本来は、ご自身の気持ちの面でのコンディションが整った環境で働けているのが理想だと思いますし、働くことそのものを重荷に感じてしまっては、将来的に貢献できたはずの多くの患者さんにとってプラスにならないと考えることもできます。ナースやりがい診断が、ご自身の「働くやりがい」など価値観を知る一助になれば幸いです。

※1:キャリアパートナーからのアドバイスはナース専科会員限定で公開
※2:厚生労働省「医療従事者の需給に関する検討会 看護職員需給分科会 中間とりまとめ(案)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_07019.html)より




【「ナースやりがい診断」概要】

・提供開始:2022年9月
・内容:看護師として働く上で大切にしたい価値観を、全8タイプから診断。その中で自身が最も大切にしている価値観を判定し解説するほか、判定されたタイプ別に、自身の強みや働き方の適性と傾向についてキャリアパートナーからのアドバイスを読むことも可能。診断結果を日々の業務に活かすことや、今後のキャリアプランについて考える際に自己分析の手段として活用できることが特長。
・URL:https://smsc.svy.ooo/ng/answers/729ada83727b1e487ae871d660dc0a/



【「ナース専科」について】

悩み相談ができる掲示板や最新の看護・医療ニュース、看護師国家試験対策などのスキル・キャリアアップ情報を提供。看護師・看護学生のキャリア形成をサポートしています。累計会員数は約114万人となっています。(2022年12月31日時点)
URL:https://nurse-senka.jp/



【「ナース人材バンク」について】

施設種類や診療科目、働き方など希望条件に合う事業所を専任のキャリアパートナーが紹介。求められる事業者への就業機会提供や最適マッチングで、良いキャリア形成を支援します。
URL:https://www.nursejinzaibank.com/



【報道関係のお問い合わせ】

株式会社エス・エム・エスPRグループ
電話:03-6721-2404 mail:smsinfo@bm-sms.co.jp

リリースをPDFファイルでダウンロード