エス・エム・エスと城南信用金庫が事業承継やM&A支援を目的に業務提携~カイポケM&Aと城南信用金庫との相互送客により介護事業所の倒産回避や多角化支援を実現~
2019年11月19日
株式会社エス・エム・エス(代表取締役社長:後藤夏樹、東証一部、以下「当社」)は、城南信用金庫(理事長:川本恭治)と、介護業界向け「カイポケM&A」における事業承継など、案件紹介の連携を開始します。
国内全体でM&A(合併・買収)の件数が増加しており、介護業界においても人材不足、後継者不在といった課題を解消したい売り手側のニーズと、事業拡大、人材獲得を進めたい買い手側のニーズが高まっています。一方で2019年度上半期の「老人福祉・介護事業」倒産は年間最多ペースで推移しており、特に小・零細事業者の淘汰が加速しています。介護業界のM&Aは、多額の手数料を払う余裕がない中小事業者や、ネットワークが乏しい地方事業所の譲渡売却が多く、M&Aが進みづらいという現状がありました。
「カイポケM&A」は、2019年7月から本格提供を開始した介護業界向けM&Aサービスです。会員数25,850事業所の介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」や、当社が保有する介護・医療・ヘルスケア向けサービスを通じた国内最大級のネットワークを活用できることが特長です。「カイポケ」で培った知見のほか、業界最安水準※かつ完全成果型料金体系の実現で、小規模事業所間取引への対応も可能としています。
城南信用金庫は、昭和20年の設立以降、東京・神奈川エリアで、「金融機関の枠を超えたお客様応援企業」として、地域の中小企業や個人などへ融資・支援を行っています。
本業務提携では、介護・医療の事業承継などの案件紹介について相互に連携します。当社が保有する介護・医療・ヘルスケア向けサービスを通じた国内最大級のネットワークと、東京・神奈川に86店の拠点をもつ地域に密着した城南信用金庫のネットワークを活用し、後継者不在の課題解消や、事業拡大といったニーズへの対応を目指し、介護事業者同士のマッチングを進めます。
今後も、金融機関およびM&A仲介会社との提携を広げることでネットワークを構築し、介護事業者や医療・福祉法人などのM&Aによる事業承継をサポートします。介護事業所の事業継続により、介護を受ける利用者のサービス継続と質の安定や、勤務先がなくなった介護人材の業界外流出防止などに貢献します。