認知症・MCI早期発見テストの利用者増加、受検者数累計16万人を突破認知機能の低下・予防意識の高まりから、受検者数は前年比約105%~認知機能は50歳頃から徐々に低下、55歳から明らかな低下傾向~
2018年12月27日
株式会社エス・エム・エス(代表取締役社長:後藤夏樹、東証一部、以下「当社」)が提供する認知症・MCI(軽度認知障害)早期発見のための自己診断テスト「認知機能チェック」の受検者数が、この度累計16万人を突破しましたので、お知らせいたします。特に直近1年の受検者数は対前年比約105%(※1)となっており、認知機能の低下や予防への意識の広まりがみられました。
65歳以上高齢者の認知症患者数は、2025年には約700万人に上り、高齢者の5人に1人が罹患すると推計されています(※2)。当社は、2011年8月より認知症専門サイト「認知症ねっと」を開始し、認知症・MCI(軽度認知障害)早期発見のための自己診断テスト「認知機能チェック」や認知症予防を支援するサービス「認トレチャレンジ」を提供しています。
この度、受検者数が累計16万人を突破した「認知機能チェック」は、ひろかわクリニック院長広川慶裕医師の監修のもと開発した、認知症の前段階といわれるMCI(軽度認知障害)で起こるとされる認知機能の低下を、5分程度でセルフチェックできる診断テストです。認知機能を「記憶力」「計算力」「言語能力」「遂行能力」「判断力」の5つに分類し、それぞれの機能に対応した簡単な問題を解くことで、認知機能の状態を可視化することができる点が特長です。
また、認知症になると、さまざまな原因で脳の認知機能が低下していきますが、認知機能はトレーニングにより鍛えることができ、機能低下の度合いが軽いタイミングで早期に発見し、正しく予防することで低下した認知機能の回復が見込めるといわれています。「認知機能チェック」は、無料会員登録を行うことで、結果の保存が可能となり、定期的な受検と結果の推移確認を通して、認知症の予防に役立てることができます。
受検者のテスト結果によると、認知機能は50歳頃より徐々に低下、55歳頃から明らかな低下傾向にあることがわかりました。
当社では、今後も、認知症情報やサービスの提供を通じて、認知症およびMCI(軽度認知障害)の早期発見や予防に尽力していきます。
※1:2016年12月1日~2017年11月30日と2017年12月1日~2018年11月30日の受検者数を比較
※2:内閣府「平成29年版高齢者社会白書」