「認知症ねっと」において「認知機能チェック」を開始~5分で認知機能の低下をセルフチェック可能~

2016年11月7日
介護・医療の情報サービスを提供する株式会社エス・エム・エス(代表取締役社長:後藤夏樹、東証一部上場、以下「当社」)は、日本最大級の認知症専門サイト「認知症ねっと」において、「認知機能チェック」ツールを公開しました。本機能は、認知症の前段階とされるMCI(軽度認知障害)で起こると言われる認知機能の低下をチェックし、認知症になる前に予防することを目的としたものです。「認知症ねっと」では、専門医監修のもと作成した、予防や数値改善につながる各種プログラムを提供しています。これにより、MCIの早期発見と、その解決手段を提供し、認知症という日本の社会課題の解決に貢献していきます。

「認知機能チェック」はこちら→https://info.ninchisho.net/check/ch20



【提供サービスの内容・ポイント】

簡単な問題を解くことで認知機能の状態を可視化
わかりにくい脳の状態を「認知機能」毎にチェックして可視化します。様々な認知機能を「記憶力」「計算力」「言語能力」「遂行能力」「判断力」の5つに分類し、それぞれの機能に対応した問題を解くことで、認知機能低下の有無を確認することができます。

異なる問題を毎回ランダムに表示
これまでの認知機能テストでは、何度も同じ問題を使用するため、問題と回答を覚えてしまい、認知機能低下の判定の精度が下がってしまうという課題がありました。「認知機能チェック」では、毎回ランダムに異なる問題が表示されるため、継続的に認知機能の状態を確認していくことができます。

無料で利用可能
どなたでも無料で「認知機能チェック」を利用することが可能です。

※本チェックは医師の監修を受けています。
※本チェックは、認知症の診断をするものではありません。
※本チェックの結果は、対象者の健康状態を保証するものではありません。




【サービス提供の背景】

厚生労働省によると、認知症を患う人の数は2025年に700万人(高齢者の5人に一人)を超えると推計されています。多くの場合、認知症は一度発症すると現代医学では根治が難しいと言われており、高齢社会における社会課題のひとつとなっています。2015年に同省により発表された「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」においても、認知症の予防法などの開発及び推進が掲げられ、認知症予防に向けた各種取り組みが進められています。

認知症の前段階であるMCI(軽度認知障害)は、そのままにしておくと5年で約半数が認知症に移行すると言われる一方、予防に取り組むことで14~44%が健常な状態に戻ると言われています。MCIを発症すると認知機能の低下が見られますが、日常生活には支障がないため発見が遅れる場合が多く、約75%の方が認知症を発症してから医療機関で診断を受けているという課題があります。

この課題の原因は、「認知機能低下の自覚の難しさ」に加え、「なってしまうと治らない」「診断されてしまうと自立した生活が失われるのでは?」という当事者の恐怖心からくる「医療機関での診察からの遠ざかり」にもあると考えられています。これらの原因を解消すべく、ひろかわクリニック院長広川慶裕先生の協力を得て、自宅で簡易的に認知機能の状態を可視化できるチェックサービスを開発しました。





【「認知症ねっと」について】

「認知症ねっと」は、2003年より運営している日本最大級の認知症専門サイトです。認知症専門ドクターや認知症ケアに関わる医療・介護の専門家による監修・協力を得ながら、認知症の予防やケア(介護)に感心のある人々に向けて、体系的に整理された認知症情報と、認知症関連の最新ニュースを日々発信しています。
「認知症ねっと」はこちら→https://info.ninchisho.net/



【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社エス・エム・エス(東京都港区芝公園2-11-1 住友不動産芝公園タワー)
・取材・報道について 広報グループ 平島(ひらしま)
電話:03-6721-2404 E-mail:smsinfo@bm-sms.co.jp
URL:https://www.bm-sms.co.jp/
・「認知機能チェック」について ヘルスケアグループ 吉山(よしやま)
電話:03-6721-2411 E-mail:info@ninchisho.net
URL:https://info.ninchisho.net/


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